野外観察ハンドブック「岩手の身近な植物」

「カナダの冬を生きて」

NPO法人日本自費出版ネットワーク第21回日本自費出版文化賞入選。

著者コメント：　

２０世紀前半、差別と迫害の渦巻くカナダの厳しい冬の時代を生き抜いた日系人の記録である。読者は、今日の中東移民（難民）に向けられる差別・排斥問題とオーバーラップすることに気付くであろう。

第１部
「岩手の先人とカナダⅢ」にあたる。明治時代から太平洋戦争開戦直前までにカナダに渡った岩手県人を取り上げた。渡航者は県下ほぼ全域に渉っている。読者は、この人はうちの祖先にあたる、あの人はうちの親戚だ、等々、思い当たるに違いない。

第２部
太平洋戦争前後に、強制移動および抑留等の不当な扱いを受けた「日系人受難史」を取り上げた。カナダ側の資料「BCSC報告書」を軸に著者独自の注解を加えた。

（注）BCSCはブリティッシュ　コロンビア　セキュリティ　コミッションの略で通称BC保安委員会と呼ばれている。

「岩手の先人とカナダII」

著者コメント：　

本書は、駐バンクーバー初代領事であった杉村濬編、日本で最初に移民保護法を制定した原敬編、ビクトリアで客死した新渡戸稲造編の３部構成となっている。いわゆる岩手の３偉人とカナダとの関わりを解説した。

杉村濬編
初代領事として杉村は日本ーカナダ間の通商の重要性を説き、日本人のカナダ移住を促進すべきと本省に提言した事実から、今日の日カ関係の基礎は、杉村によって切り開かれたと論じている。

原敬編
原は外務省で通商局長としてカナダ移民問題にかかわったこと、やがて移民規則及び移民保護法制定に尽力したこと、またカナダに日本人移住適地を求めて極秘裏に調査させたこと等を論じた。

新渡戸稲造編　
新渡戸はカナダの風物をこよなく愛して、しばしばカナダを訪れたが、ごく一部の人たちを除いてカナダでは誤解されたまま、ビクトリアで客死した。

両書とも、日系カナダ移民史および日カ関係史を知ろうとする人たちにとって、最適な入門書であり、必読の書でもある、と確信する。

「NEA Jazz Mastor 秋吉敏子への旅 Vol.1」

ご案内：　

ジャズ喫茶 開運橋のジョニー 照井顯/小春のコレクションから、ジャズピアニスト秋吉敏子のソノシート・SP・EP・LP・CT・CDなどのジャケット、著作本・雑誌（表紙）・新聞（トップ）を紹介するカタログ。